RPA年表

ベルリンオリンピックでファクシミリが活躍。当時のファクシミリは報道機関を中心に活用されていた。

世界初の普通紙コピー機『ゼロックス914』がアメリカのハロイド社から発売され大ヒット商品に。これを受け、ハロイド社はその後、社名をゼロックスに改める。

世界初の電卓『Anita Mark8』が登場。真空管方式だった。

早川電気（現・シャープ）が世界初のオールトランジスタ電卓『CS-10A』を発売。以降、キヤノン、カシオらが参入し、国内でも電卓の開発競争が過熱する（電卓戦争）。なお、当時の電卓の価格は50万円前後（当時の大卒初任給は2万1200円）。

東京オリンピック開催される。

いざなぎ景気（1965年11月～1970年7月）によって、日本経済が大きく拡大。世界第二の経済大国となる。

カシオ計算機が、世界初のパーソナル電卓『カシオミニ』を1万2800円で発売。業界に激震が走る（当時の大卒初任給は5万2700円）。発売から約1年半で200万台を売り上げる大ヒット商品に。業界の淘汰も進み、カシオ、シャープらに集約される。

公衆通信回線を利用した通信の自由化が行われ、ファクシミリが低価格に導入できるようになった。マスコミ以外の大企業への導入が進む。

アメリカにおけるコピー機の基本特許が切れ、各社がコピー機開発に参入。世界的に競争が激化していく。国内ではリコーやキヤノンなどが名乗りを上げた。

東芝が世界初の日本語ワープロ『JW-10』を発売。以降、シャープ、富士通、NECらが日本語ワープロ市場に参入。なお、当時のワープロは極めて巨大で、机2台分程度のスペースを要した。

カシオが世界初の名刺サイズ電卓『カシオミニカード』を発売。外回りの営業マンらも電卓を気軽に持ち歩くようになった。

大型コンピュータ市場の巨人・IBMがPC市場に参入。「IBM PC」（PC/AT互換機）は、その後、オフィスPCの業界標準となる。

NECがビジネス用途を目的としたPC『PC-9801』を発売。以降、ビジネスPCの大定番として長らく国内市場に君臨し続ける。

富士通「OASYS」シリーズなど、低価格な（100万円前後）日本語ワープロが続々登場。リース契約で月額2～3万円で導入できたため、中小企業にも普及が進んだ（当時の大卒初任給は12万7200円）。

電電公社の民営化（通信自由化）に伴い、中小企業などでもファクシミリの普及が進む。

日本語ワープロの平均単価が16.4万円にまで低下。5年前と比べて、10分の1以下にまで低価格化した。本体価格の小型化も進み、企業導入がさらに加速する。

リコーからデジタル複写機『IMAGIO 320』が登場。デジタル技術を駆使することで、当時200万円以上した複写機を100万円以下で実現、本体サイズも劇的に小型化した。1年で2万数千台を売り上げる大ヒットに。

郵政省がインターネットの商用利用を解禁。

アドビシステムズの電子文書フォーマット「PDF（Portable Document Format）」が日本語対応。

ファクシミリの生産台数がピークに（861万台）。以降、2000年代頃まではオフィスの必須ツールとして利用されるが、電子メールなどの普及によって2010年頃から急減に転じ、2010年には26万台程度に。

最大128kbpsのインターネット常時接続サービス「OCNエコノミー」が月額3万8000円で提供開始。中小企業でも常時接続が可能になった。

日本の生産年齢人口（15～64歳）がピーク（約8700万人）に。

Windows 98が発売。インターネットへの注目度がさらに高まるが、中小企業におけるインターネット、電子メールの活用はまだ限定的だった。

PCの売り上げが、日本語ワープロ（ワープロ専用機）の売り上げを超える。

300人以上の規模の企業において、インターネットの普及率が95%を突破（総務省調べ）。ビジネスにおける電子メール活用が加速する。

シャープ「書院」シリーズの生産が終了し、日本語ワープロ市場が終息。

安価なPDF作成環境が多数登場し、オフィスでのPDF活用が進む。

「OA（オフィス・オートメーション）」という言葉が実質的に「死語」化。

マイクロソフトが社内SNS「Yammer」を買収。以降、こうしたサービスがメールに変わる企業内情報共有ツールとして注目を集め始める。翌年にはその後大定番となる「Slack」もサービスイン。

日本の生産年齢人口（15～64歳）が7600万人に。約20年前のピーク時と比べて、およそ1割強も減少。このころから盛んに「働き方改革」が叫ばれはじめる。

“Facebookの開発者向けイベントで、Facebook Messengerの「チャットボット」機能が発表される。以降、LINE、Skypeなども同様の機能をリリースしていくことに。
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